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現代アートがわからない人

現代アートがわからない人は、たいがい具象的な絵画を好む。現実と大して変わらないからである。

ところが、今日のような形でアートが発展したのは、抽象になってからで、そこから終いにはコンセプチュアルアートと言って、目に見えないことがアートらしいということになった。

これではアートがわかるわけがない。だから、アートがわからない人は窓の外の風景とよく似たもので自分を納得させるのだ。

一方で、窓の外には空気があり、その空気に絵を描くにはどうしたらいい?と問いかける人がいる。

現代アートがわからない人は、その問いかけを無視している。

そんなおかしなことを言っている人は自分とは無関係だと言わんばかりに。

そんな中、窓の外の空気と格闘して、とうとう空気に絵を描いたことに成功しても、その空気に描かれた絵は誰にも見えない。その絵を描いた作者にしか見えない。

そう。作者が描いた絵は、とうとう作者にしか見えなくなってしまった。作者は仕方なしに、作品のヒントまたは痕跡を「物体」の形にして残しておいた。

それを見て、作者にしか見えないものを見ようとする人がいる。

それが現代アートのコレクターだ。

Published in Statements

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